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kantaryoのラグビーブログ
山口国体少年準決勝
投稿日時:2011/10/06(木) 21:40
昨日朝から小雨が降りしきる中、山口国体少年の部を観戦してきた。
誤解のないように言っとくけど、昨日は「代休」をとっていったんで、決して
サボった訳やないぞ!(社会人やもん、サボれる訳がないわな!)
俺はカミさんと行ったんやけど、カミさん(?)の母ちゃんもすごいな、
この悪天候の中、一人で観戦に来られとるんやもん。
いろんなチームのみんなは、こういう姿勢を見習え!
(いやいや、本当に頭が下がります...)
当日は5位~7位決定戦2試合の後、準決勝2試合が行われた。
準決勝第1試合は、福岡県vs栃木県。
大方の予想に反してと言ったら語弊があるかも知れんけど、キックオフ直後から
栃木の猛攻が続き、前半15分で12-3とリード。
しかしさすが福岡、国体3連覇してるだけあって、早い時間帯に1T1Gを返すと、
前半のラスト1プレーでまたまた1T1Gを返して、前半を17-12で折り返した。
後半になって最初の得点も福岡があげ、24-12のセーフティーリード。
この時点で、誰もが王者福岡の勝利を信じて疑わんかったと思う。
しかしここから栃木がじわじわ追い上げ、2PGを返し24-18で迎えた後半24分。
福岡ゴール前からのアタックで右隅にFBがトライ!24-23となった。
コンバージョンはトライを決めた、栃木のFB(実は昨年の某M大SOの弟らしい)。
彼はボールを慎重にプレースし集中力を高め、まさに場内が物音一つせず
静寂に包まれたとき、ゆっくりと動作を起こした。
「ボンッ!」
ボールはきれいな軌道を描き、ゴールポストど真ん中を割った。
その瞬間、場内が「ウウォーッ!」と歓声に包まれ、栃木が25-24と1点リードに
変わった。
実は今大会、決勝戦以外は25分ハーフで行われていたので、福岡のキックオフ
直後くらいには、おそらくノータイムになってたと思う。
福岡にミスがあれば、即ノーサイドのギリギリの状況。
しかし絶対に焦ってるはずの福岡は、キックオフのボールを獲得後、これを支配し、
FWで徐々に徐々に前進していった。
両チームともミスせずに何度も何度もフェーズを繰り返して、ノーホイッスルのまま
福岡が敵陣22mの真ん中までボールを運んで行ったとき。
「ピーーーッ!、オーバー・ザ・トーップ!」
レフェリーの笛は無情にも栃木の反則のために鳴った。
それを福岡のSHが冷静に決めた後、ノーサイドの笛が鳴った。
27-25で福岡県の劇的な逆転勝利!
いや~っ、休みをとって降りしきる雨の中、俵山まで観戦に行って本当に良かった!
まず福岡の絶対に諦めない、そして「負けないラグビー」に尊敬の念を抱く。
そして栃木の魂の入った低いタックル、「絶対に福岡を倒す!」という気迫が
観てる俺らにも伝わってきたプレーを心から賞賛したい。
両チームの選手、ありがとう、そしてお疲れ様!
これからもしっかり練習して、自分のために、チームのために頑張って下さい!
ちなみに本日行われた決勝戦は福岡が33-15で佐賀を下し、国体4連覇したようだ。
今から楽しみやなあ、今年の花園!
自分の息子くらいの若い人達からも、何かを盗めればええなあと、本気で思っとる
おっちゃんでした!
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